古民家山十邸「折り紙LEDワークショップ」を開催しました!!（神奈川工科大学との連携事業）

開催レポート

1.LED回路作り

ワークショップは、古民家山十邸の「出居（デイ）」と呼ばれる広々とした部屋で行われました。

（↑）説明する三栖先生（中央）

はじめに、三栖先生からLEDの回路について説明を受けた参加者は、＋/－極の違いに注意しながら、LEDの足をソケットに入れました。

その後、コイン電池をケースに入れ、スイッチをONにしてLEDが点灯すると、参加した子どもたちからは歓声がありました。

三栖先生から「白紙にLEDの光を当ててみてください」と指示があり、参加者は光の三原色「RGB」（赤・緑・青)のことや、三原色が混ざることで、様々な色が作り出されることを観察しました。

また、LED光拡散キャップを付け、LEDの光が変化していく様子も観察しました。

2.折り紙（紙風船）

次に、ワークショップ開催に協力いただいた地元手芸サークルの方々のサポートを受けながら、28cm四方の障子紙で「紙風船」を折りました。

折った後は穴から息を吹き込み、風船を膨らませて完成です。

3.折り紙LED

LED回路を「紙風船」の中に入れたり、後ろに置いたりして、「折り紙LED」を完成させました!!

4.写真の撮り方講座

今回、「折り紙LEDワークショップ」参加者を対象とした神奈川工科大学主催のフォトコンテストが開催されました。

フォトコンテスト開催に当たり、プロカメラマンの原田京子さんが講師（11月22日のみ。23日は22日の講座の様子を撮影した動画を放映）となり、「折り紙LED」の「私の1枚」を撮影するためのコツについて、アドバイスが行われました。

原田先生は、「良い写真には決まりはありません。自分が撮りたい角度、どこに置いて撮るか、そういったところも写真を撮る楽しみとして、探してもらいたい」などと話されていました。

5.折り紙LED展示・写真撮影

「折り紙LED」を持った参加者は、山十邸内の「大広間」や「三の間」と呼ばれる暗くした部屋で、思い思いの場所に置き、好きな角度から、フォトコンテストに応募する写真撮影を楽しみました。

山十邸の建具を背景にしたり、常設展示している「つるし飾り」や日本人形、手芸サークルの方が折った「祝い鶴」や「クリスマスツリー」などと並べて、「折り紙LED」を飾ると、素敵なイルミネーションとなりました。

3回目や4回目のワークショップでは、辻子（屋根裏）で写真を撮る参加者もいました。

最後は、参加者全員の作品を並べました。「折り紙LED」の「折り目」や「重なり」の美しさが際立ち、様々な色に変化していく様子に、参加者から歓声があがりました。

ワークショップ後の三栖貴行先生の話

皆さん実感されたと思いますが、LEDを折り紙の中に内包すると、折り目により陰影が生じます。

折り目の重なりを意識しながら『折り紙照明』を作って頂けると嬉しいです。

参加者の感想

• 折り紙LEDの和紙をとおした光がとても素敵だったので家でも飾りたい。
• 龍が描かれた衝立や歴史ある小物と組み合わせながらの撮影が楽しかった。
• 古民家山十邸の建物と光がとても合っていた。光の輝きに心が落ち着いた。
• 古い建物と、現代的な光源のコントラストがとても良い雰囲気だった。

手芸サークルが折った折り紙もライトアップ

地元手芸サークルの会員が折った「祝い鶴」や「クリスマスツリー」などの折り紙を、三栖先生が持参した「LEDキャンドルデバイス（LEDろうそく）」、参加者が作ったものと同じLEDで照らしました。

小学生以上（町内・町外を問いません。）

※終了しました。

※終了しました。（申込は以下の方法で行いました）

e-kanagawa電子申請システムから申し込み

※終了しました。

メール、電話、直接での申し込み

※終了しました。

参加費無料 ※終了しました

※終了しました。（展示後、フォトコンテスト応募用の写真撮影を行うため、カメラ機能の付いたスマートフォンやタブレット端末等をお持ちいただきました。）

神奈川工科大学工学部 電気電子情報工学科照明工学研究室 三栖貴行 教授

神奈川工科大学創造工学部ホームエレクトロニクス開発学科3年 水本徠堵さん、東千夏子さん（三栖研究室3年LEDプロジェクトメンバー）

手芸サークル

古民家山十邸駐車場（参加者4台駐車可能）、古民家山十邸駐車場が満車の場合は、南に250m程度進んだところにある熊坂児童館（愛川町中津511）の駐車場（8台駐車可能）