応急手当
心肺そ生法の手順(成人編)
人が倒れてる!
1. 反応の確認
![(写真)反応の確認](http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/material/images/group/31/sosei_01.jpg)
周囲の安全を確認してから、肩を叩いて大声で呼びかける。
反応なしの場合
2へ進む
意識ありの場合
必要な応急手当
2. 助けを求める
![(写真)助けを求める](http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/material/images/group/31/sosei_02.jpg)
周りにいる人に119番通報とAEDの 搬送を頼む。
3へ進む
3. 呼吸の確認
![(写真)呼吸の確認](http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/material/images/group/31/sosei_04.jpg)
10秒以内で胸とお腹の動きを確認する。
呼吸なしの場合
4へ進む
呼吸ありの場合
必要な応急手当
4. 胸骨圧迫
![(写真)胸骨圧迫](http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/material/images/group/31/sosei_05.jpg)
1分間に約100回で胸を圧迫する。 「強く」「早く」「絶え間なく」押す。
5へ進む
5. 人工呼吸
![(写真)人工呼吸](http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/material/images/group/31/sosei_07.jpg)
片手で額をおさえ、あごの先端を持ち上げる。
口を覆い、鼻をつまむ。 約1秒かけ、胸の上がりが見えるまで、2回吹き込む。
救急車が到着するまで、胸骨圧迫30回と人工呼吸2回を交互に行う。
また、胸骨圧迫だけを絶え間なく実施するだけでも良い。
出血手当
出血にはちょっとしたスリ傷からの出血や、多量の出血により生命が危険な状態にさらされるものまで、さまざまなものがあります。
そこで『その出血』は病院に行く必要があるのか?ないのか?を見極める必要があります。
さらに、救急車を呼ぶ『緊急性』があるのか?ないのか?というところまで、皆さんに知っていただきたいと思います。
![(イラスト)【ケガからの出血】 私たちの体の中を流れる血液の量は体重の約8%と言われています。 その全血液の3分の1を失うと生命が危険な状態になります。 出血には、少量のものから、上記のように多量なものまでがあります。](http://www.town.aikawa.kanagawa.jp/material/images/group/31/okyu_b_47917387.gif)
こんな場合は病院へ
- 出血により顔色が悪くなった、冷や汗をかいている。
- 出血により意識状態がおかしくなった。
- 多量の出血かある。
こんな時は、病院に行くか救急車を呼んでください。
病院に行く必要がない場合の手当
傷口を消毒薬で消毒する。
必要に応じて、包帯や三角巾で傷口の保護をする。
やけど手当
やけど(熱傷)は、65℃以上の熱が身体に触れるとおこります。たとえば、100℃の熱湯の場合は1秒でも身体に触れるとやけどになります。
やけどの程度は、『広さ』と『深さ』で判断しますが、天ぷら油がはねてできた小さなものから、誤って全身に熱湯を浴びてしまったようなものなど、大小さまざまなやけどがあります。
やけど(熱傷)の広さ
やけどをした範囲を表す場合『%』の単位が用いられます。これは、片方の手のひら(やけどをした人の)を『1%』と換算して広さを表現するものです。
全身の『~%』という意味です。
やけど(熱傷)の深さ
I度:皮膚が赤くなり、ヒリヒリ痛む程度のもの。
II度:水ぶくれができたり、ただれたもの。
III度:皮膚が黒色や白色に変色しているもの。
やけど(熱傷)の応急手当
冷やす
きれいな冷水で15分以上、痛みがなくなるまで冷やす。
やけどの応急手当は『冷やす』ことが基本ですが、次のことに注意しましょう。
- 身体を冷やさないこと。
- 衣服の中でやけどをしている時は、衣服は脱がさず衣服ごと冷やす。
- II度のやけどで水ぶくれがある時は、破らないように注意する。
こんな場合は病院へ
- 顔、頭、指の関節部分のやけど
- 水ぶくれができたとき
- 皮膚がジュクジュクしているとき
更新日:2023年03月01日