アンコンシャス・バイアス(無意識の思い込み)に気づこう

更新日:2025年03月12日

アンコンシャス・バイアス(unconscious bias)

「アンコンシャス・バイアス」とは、日常生活の中で、自分自身では気づかないうちに「○○は○○がやるべき」とか「○○だから○○のほうがいい」などと、決めつけていたり、思い込んでいたりする「無意識の思い込み」のことをいいます。また、考え方のゆがみや偏りから「無意識の偏見」とも言われています。

具体的には

例えば、昭和の時代では専業主婦世帯が多かったこともあり、「男は仕事、女は家庭」といった考え方が根強くありました。その後、昭和61年に男女雇用機会均等法が施行されると、多様な就業スタイルの世帯が増え、現代では、性別に問われることなく一人一人がその意欲と能力に応じて活躍することができる時代へと移り変わってきました。

このように環境が大きく変わる一方、未だに「男は仕事、女は家庭」というような固定的な考え方や思い込みが根強く残ってしまっていることも事実です。家庭や職場などでは、偏った考え方や思い込みが原因で問題を引き起こすことにもなりかねません。

(参考)性別役割意識調査

男性が思っている 上位10項目

 

女性が思っている 上位10項目

1.男性は仕事をして家計を支えるべきだ   1.男性は仕事をして家計を支えるべきだ
2.女性には女性らしい感性があるものだ   2.女性には女性らしい感性があるものだ
3.女性は感情的になりやすい   3.女性は感情的になりやすい
4.デートや食事のお金は男性が負担すべきだ   4.育児期間中は女性は重要な仕事を担当すべきでない
5.育児期間中は女性は重要な仕事を担当すべきでない   5.女性は結婚によって、経済的に安定を得る方が良い
6.女性はか弱い存在なので、守らなければならない   6.女性はか弱い存在なので、守らなければならない
7.男性は結婚して家庭をもって一人前だ   7.共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ
8.男性は人前で泣くべきではない   8.デートや食事のお金は男性が負担すべきだ
9.女性は結婚によって、経済的に安定を得る方が良い   9.組織のリーダーは男性の方が向いている
10.共働きでも男性は家庭よりも仕事を優先するべきだ   10.大きな商談や交渉事は男性がやる方がいい

ー令和4年度 性別による無意識の思い込みに関する調査研究調査結果(内閣府男女共同参画局)よりー

大切なことは

一人でも多くの方が「アンコンシャス・バイアス(無意識な思い込み)」に気づくことが重要です。

アンコンシャス・バイアスに気づき、払拭によって、モノの見方やとらえ方が変わり、多くの課題の解消、さらには男女共同参画社会の実現へとつながっていきます。

ぜひ、思い込んでいることはないか振り返ってみましょう。

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