愛川町と男女共同参画
男女共同参画社会とは
男女平等はすでに進んでいるのではないかと考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。確かに内閣府の調査でも「男性は外で仕事」「女性は家事」をすべきという考えの人は少なくなっていることが分かっています。
しかし、「男だから、女だから○○すべき」と性別による考え方やイメージは誰もが無意識のうちに持っているのではないでしょうか。
人にはそれぞれ個性や適性があり、性別によるイメージは当然のことながら全員に当てはまるものではありません。
決めつけや思い込みによらず、一人一人の個性や能力が十分に発揮できる社会が男女共同参画社会なのです。
男女共同参画社会基本法
男女共同参画社会とは男女がお互いを尊重し合い、職場、学校、地域など社会のあらゆる分野で、性別にかかわらず個性と能力を十分に発揮し、喜びや責任を分かち合うことができる社会のことを指します。その実現に向けて、平成11年6月23日に『男女共同参画社会基本法』が公布・施行されました。
男女共同参画社会を実現するための5つの柱
- 男女の人権の尊重
- 社会における制度又は慣行についての配慮
- 政策等の立案及び決定への共同参画
- 家庭生活における活動と他の活動の両立
- 国際的協調
愛川町男女共同参画基本計画
本町では、平成24年3月に男女共同参画社会基本法に基づく計画として、「第2次愛川町男女共同参画基本計画」を策定しました。
その後、平成30年3月に、配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律(以下「DV防止法」という。)と、女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(以下「女性活躍推進法」という。)に基づく計画を包含した「第2次愛川町男女共同参画基本計画後期基本計画」(以下「第2次後期基本計画」という。)を策定し、「人権の尊重による男女共同参画社会の実現」を基本理念に掲げ、「人権の尊重による男女の平等」、「ワーク・ライフ・バランスの実現」、「あらゆる分野への男女共同参画の推進」の3つの基本目標の達成に向けて施策の推進に努めてきました。
また、国際連合(国連)では平成27年に「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択し、その中核となる持続可能な開発目標(SDGs)の目標5に「ジェンダー※1平等を実現しよう」を掲げるなど、国際的にも男女共同参画の推進、ジェンダー平等への気運が高まってきており、性別に関わりなく、多様性※2を尊重する社会の実現が求められています。
こうした状況を踏まえ、本町においても男女共同参画社会の実現に向けた取組みをより一層、加速・発展させていく必要があることから、令和6年3月に「人権の尊重によるジェンダー平等社会の実現」を基本理念に掲げた「第3次愛川町男女共同参画基本計画」を策定したものです。
この第3次基本計画は、令和6年度から令和17年度までの12年間を計画期間とし、「人権の尊重によるダイバーシティの推進」及び「ワーク・ライフ・バランスの実現」、「あらゆる分野への男女共同参画の推進」の3つの基本目標に沿って、高い人権意識とジェンダー平等意識のもと、全ての人が尊重し合い、誰もが住みやすい地域社会の実現に向けた様々な取組みを推進しています。
※1 ジェンダー:社会的・文化的に形成された性別のこと。
※2 多様性:性別や国籍、年齢などに関わりなく、個人の違いを認め合い、尊重し合うこと。
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更新日:2025年02月10日