熱中症に注意しましょう

更新日:2024年06月01日

熱中症とは

熱中症とは、暑い環境で体温の調整ができなくなった状態で、めまいや吐き気、頭痛、失神等様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至る疾患です。誰でもなる可能性があり、運動中だけでなく、室内でも起こります。日頃からしっかり予防するようにしましょう。

熱中症を予防するためには

暑さを避けましょう

  • エアコンを利用する等、部屋の温度を調整
  • 感染症予防のため、換気扇や窓開放によって換気を確保しつつ、エアコンの温度設定をこまめに調整
  • 暑い日や時間帯は無理をしない
  • 涼しい服装にする
  • 急に暑くなった日等は特に注意する

こまめに水分補給しましょう

  • のどが渇く前に水分補給
  • 1日あたり1.2リットルを目安に
  • 大量に汗をかいた時は塩分も忘れずに

適宜マスクをはずしましょう

  • 気温・湿度の高い中でのマスク着用は要注意
  • マスクを着用している時は、負荷のかかる作業や運動を避け、適宜マスクをはずして休憩を

日頃から健康管理をしましょう

  • 日頃から体温測定、健康チェック
  • 体調が悪いと感じた時は、無理せず自宅で静養

暑熱順化(しょねつじゅんか)

暑さに慣れていないと熱中症になる危険性が高まります。体が暑さに慣れること(暑熱順化)について知り、暑くなる前から熱中症の対策を行いましょう。

暑熱順化とは

  • 暑熱順化とは、体が暑さに慣れることです。暑い日が続くと、体は次第に暑さに慣れて(暑熱順化)、暑さに強くなります。

暑熱順化に有効な対策

  • 体を暑さに慣れさせることが重要なため、実際に気温が上がり、熱中症の危険が高まる前に、無理のない範囲で汗をかくことが大切です。
  • 暑くなる前から余裕をもって、運動や入浴をすることで、汗をかき、体を暑さに慣れさせましょう。

※暑熱順化には個人差もありますが、数日から2週間程度かかります。

ウォーキング・ジョギング

  • 近距離は車等を使用せずに歩いたり、外出時にはできるだけ階段を使用したりするなど、無理のない範囲で、意識して少し汗をかくような動きをしましょう。
  • 目安として、ウォーキングの場合の時間は1回30分、ジョギングの場合の時間は1回15分、頻度は週5日程度です。

サイクリング

  • 通勤や買い物など、日常の中で取り入れやすいのがサイクリングです。
  • 目安として、時間は1回30分、頻度は週3回程度です。

熱中症に関する情報について

暑さ指数、熱中症警戒アラート、熱中症特別警戒アラート

暑くなる前に

  • 熱中症やその対策等について学ぶ
  • 住まいの工夫など(エアコンの試運転等)
  • 暑さに慣れて、暑さに強くなる準備(暑熱順化)

暑さ指数(WBGT)について

暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標で、「危険」「厳重警戒」「警戒」「注意」「ほぼ安全」の5段階があります。段階ごとに熱中症を予防するための生活や運動の目安が示されていますので、日常生活の参考にしましょう。

熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートについて

今までの「熱中症警戒アラート」とともに、さらに、一段階上の「熱中症特別警戒アラート」が創設されました。

名称

熱中症警戒アラート

(熱中症警戒情報)

熱中症特別警戒アラート

(熱中症特別警戒情報)

発表される状況 気温が著しく高くなることにより、熱中症による人の健康に係る被害が生ずるおそれがある場合 気温が特に著しく高くなることにより、熱中症による人の健康に係る重大な被害が生ずるおそれがある場合

発表基準

神奈川県内において、いずれかの熱さ指数情報提供地点における、翌日・当日の日最高暑さ指数が33に達する場合 神奈川県内において、全ての熱さ指数情報提供地点における、翌日の日最高暑さ指数が35に達する場合
環境省などが発表するタイミング 前日午後5時頃及び当日午前5時頃時点における予想値を基に発表 前日午前10時頃時点における翌日の予想値で判断し、前日午後2時に発表
対策 個々人が熱中症予防行動を実践

個々人が最大限の予防行動を実践

「クーリングシェルター(指定暑熱避難施設)」が開放

 

各アラートと運用期間は、4月第4水曜日から10月第4水曜日です。

令和6年度は、4月24日から10月23日までです。

発表されている日には、いつも以上に「熱中症予防行動」を実践してください。

熱中症予防行動

  • 室内などにおいて、エアコンなどにより涼しい環境にて過ごしましょう。
  • こまめな休憩や水分補給・塩分補給をしましょう。
  • 身近な場所での暑さ指数を確認した上で、涼しい環境以外では、原則運動は行わないなど対策を徹底しましょう。
  • 高齢者や子ども、持病のある方などの熱中症のリスクが高い方は積極的に対策をし、周囲の方も声がけをしましょう。

熱中症警戒アラート等の確認について

熱中症警戒アラート・熱中症特別警戒アラートの発表された場合は、愛川町では町防災行政無線放送とメール配信サービスにより周知をします。

また、熱中症警戒アラート等の情報は、環境省や気象庁のホームページからも確認ができます。

なお、環境省は、熱中症警戒アラート等のメール配信サービス、 暑さ指数のメール配信サービスなどを実施していますので、ぜひご活用ください。

熱中症警戒アラート等のメール配信サービスについては、次のリンクからご利用いただけます。

「気候変動適応法」について

気候変動適応法により、日本における適応策の法的位置づけが明確化され、国、地方公共団体、事業者、国民が連携・協力して適応策を推進するための法的仕組みが整備されました。

気候変動対策の緩和策と適応策は車の両輪の関係です。地球温暖化対策推進法と気候変動適応法の二つを礎に、気候変動対策を推進していくものです。

熱中症が疑われる人をみかけた時は

  1. 建物内や日陰など涼しい場所へ避難させる。
  2. 衣服をゆるめて休ませ、身体を冷やす。
  3. 水分・塩分を補給する。

なお、自力で水を飲めない、意識がない場合は、ただちに救急車を呼びましょう。

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課 健康づくり班
〒243-0301
神奈川県愛甲郡愛川町角田257-1
電話番号:046-285-2111(内線)3345
ファクス:046-285-8566
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