弥生期の有角石斧

更新日:2023年03月01日

弥生期の有角石斧(愛川町指定考古資料)

 弥生時代における東日本独特の珍しい石器で、発見例が少ないものです。

中津・六倉地区で出土しました。石斧(せきふ)は磨製(ませい)で、大きさは17センチメートル×8.5センチメートル。器体(きたい)の中ほどには2個の突起があり、先端がまさかり状を成しているので、有角石斧(ゆうかくせきふ)または有角石器(ゆうかくせっき)と呼ばれ、武器をかたどった祭器と考えられています。

神奈川県下で出土したこの種の石器の中では欠損部が少なく、良好な状態のものです。

この記事に関するお問い合わせ先

スポーツ・文化振興課 スポーツ・文化振興班
〒243-0392
神奈川県愛甲郡愛川町角田251-1
電話番号:046-285-6958 または 046-285-2111(内線)3632
ファクス:046-286-4588
メールフォームでのお問い合せ