デフサッカー体験交流会を開催しました!!

更新日:2025年09月22日

(イメージ)デフサッカー体験交流会を開催しました!!

開催場所・会場
第1号公園多目的広場
開催日・期間
令和7年9月14日(日曜日)午後4時から午後5時30分まで ※終了
イベントの種類分野
イベント / イベント催し , 講座・教室 , スポーツ
申込み
※終了
08月01日(金曜日)から 09月05日(金曜日)
イベントの詳細
内容

きこえる人も、きこえない人も、心で通じ合うおう!!

聴覚障がい者のサッカー「デフサッカー」を体験する「デフサッカー体験交流会」を開催しました。

デフサッカー体験交流会

(上)ミニゲームの前、声出し禁止の作戦会議で手ぶりやジェスチャーを使って味方に作戦を伝える吉野勇樹選手(右から2人目)

2025年11月に、聴覚障がい者のオリンピックである「東京2025デフリンピック」が開催されます。

愛川町スポーツ協会では、デフリンピック開催に向けた機運醸成を図ることを目的に、「第1号公園多目的広場」にデフサッカー元日本代表・吉野勇樹選手をお招きし、デフリンピックの競技種目でもある、「デフサッカー体験交流会」を開催しました。

体験交流会レポート

手話のレクチャー

デフサッカー

(上)手話をレクチャーする吉野選手(左)右はサポートの那須川伶選手

体験交流会では、「神奈川県聴覚障害者福祉センター」より、手話通訳者の方2名を派遣していただき、吉野選手とサポートの那須川選手の手話の通訳をしていただきました。

デフサッカー体験交流会

はじめに、吉野選手が「よろしくお願いします」「お疲れ様です」「ありがとうございます」そして「デフリンピック」の手話を教えてくれました。

デフサッカー体験交流会
(上)手話をレクチャーする吉野選手(左手前)、那須川選手(左奥)

デフサッカーってこんなサッカー

次に、吉野選手からデフサッカーの特徴について、下記の説明があり、デフサッカーを行う上では、色々な面で工夫することが大切ですと伝えられました。

  1. コミュニケーションの一つが手話である
  2. 審判は笛の代わりに旗を振る
  3. 選手同士で声がかけられないため、アイコンタクトなどでコミュニケーションを取る
  4. 事前にチーム内で守備の位置や攻撃の仕方などを決めておくことが大切である

言葉を使わずにコミュニケーション!!

参加者を交えての交流会では、はじめに、中央の鬼に捕まらないよう四方を回る鬼ごっこ(「島鬼」に近いルール)

デフサッカー体験交流会

腰の部分に入れたビブスを取り合う「しっぽ鬼」

デフサッカー体験交流会

アイコンタクトを重視したパス&コントロールの練習

デフサッカー体験交流会

これらの練習を通し、言葉を使わないコミュニケーションの取り方を体感しました。

作戦会議から声出し禁止!!デフサッカーのミニゲーム

交流会の後半、フットサルサイズのコートで、吉野選手、那須川選手も入り、6対6に分かれてデフサッカーのミニゲームを行いました。

デフサッカー

ゲーム中はもちろん、ゲーム前のチーム内での作戦会議も声出し禁止のルール。

デフサッカー

参加者は身振りやジェスチャーのみでコミュニケーションを取りながら、デフサッカーを体験しました。
デフサッカー

声だし禁止という、初めてのデフサッカー体験に、戸惑う参加者も見られましたが、吉野選手と一緒にボールを追いかけながら、デフサッカーへの理解を深めました。

デフサッカー

デフサッカー

参加者からの感想

  • 普段のサッカーとは異なり、声を出さずに味方選手とコミュニケーションを取るのが難しかったが、楽しかった。
  • 声を出さないことでいつもより周りが良く見えた。また体験したい。
  • デフサッカーもサッカーと同じ仲間です。とても良い経験になりました。
  • 吉野選手のドリブルがとても上手かった。もう一度代表に復帰して、ワールドカップで優勝してください!

デフサッカー

吉野勇樹選手からのメッセージ

デフサッカーの競技人口は今とても少なく、健常の方とコミュニケーションを取りながらサッカーをすることは難しい面があります。

しかし、周囲の方々の協力やサポートがあれば、耳がきこえなくてもサッカーができることを分かって欲しいです。お互いが歩み寄れることが大切だと思います。

デフサッカーだけでなく、スポーツ全般、社会の組織の中にも、色々な障害を持っている人がいます。そうしたマイノリティの人たちのことを理解していただくと、社会生活の中でスムーズに競技が続けられると思います。

デフサッカー

講師

吉野勇樹(よしの・ゆうき)選手

吉野勇樹選手

プロフィール

大学在学中の2011年からデフサッカーの日本代表となり、2024年まで代表を務めた。また、2017年から2019年までの3年間は、デフフットサル日本代表としても活動した。過去2回夏季デフリンピック出場している。

大学卒業後は、アクサ生命保険株式会社で勤務しながら、デフサッカーチーム(神奈川デフフットボールクラブ)と社会人サッカーチーム(東京都3部レプロ東京)にて活動中

主要大会成績

  • 2012年 第7回アジア太平洋ろう者競技大会 優勝
  • 2015年 第8回アジア太平洋ろう者競技大会 準優勝
  • 2018年 第4回アジア太平洋ろう者サッカー選手権大会 準優勝
  • 2019年 第4回アジア太平洋ろう者フットサル選手権大会 準優勝
  • 2023年 第4回世界ろう者サッカー選手権大会 準優勝

会場

第1号公園多目的広場(愛川町中津4043)

対象

町内在住または在学、在勤の方(小学生以上)※終了

定員 先着

30名 ※終了

申込み 08月01日(金曜日)から 09月05日(金曜日)

※終了しました。

次のいずれかの方法でお申込みください。

  1. 電子申請(e-kanagawa)
  2. メールまたは電話、ファクスで、参加者の氏名、住所、年齢、連絡先(メール・電話)、(中学生以下は保護者の氏名)、サッカーボール持参の有無を、愛川町スポーツ協会事務局へ。

申込先

愛川町スポーツ協会事務局(愛川町教育委員会スポーツ・文化振興課内)
〒243-0392 神奈川県愛甲郡愛川町角田251-1

  • 電話番号:046-285-6958 または 046-285-2111(内線)3632
  • ファクス:046-286-4588
  • メール:spobun@town.aikawa.kanagawa.jp
費用

無料

持ち物

動きやすい服装と靴。お持ちの方はサッカーボールもお持ちください。

デフリンピックとは

東京2025デフリンピックが11月15(土曜日)~26日(水曜日)に開催されます!

デフ(Deaf)とは、英語で「耳が聞こえない」という意味で、デフリンピックは、国際的な「きこえない・きこえにくい人のためのオリンピックです。オリンピックと同じように4年に1度、夏季大会と冬季大会がそれぞれ開かれます。

ルールはオリンピックとほぼ同じですが、耳の聞こえない人のために様々な工夫がされています。パラリンピックには聴覚障がいの部門はないため、聴覚障がい者はの方デフリンピックに出場することになります。

愛川町では、観光キャラクター「あいちゃん」が「デフリンピック応援隊」となるなど、様々な取組みを行っています。詳しくはリンク先のページをご覧ください。

東京2025デフリンピック応援隊(愛川町あいちゃん)

(↑)デフリンピック応援隊の小旗を手に持ち、草摺(くさずり)にワッペンをつける(写真左側)、愛川町観光キャラクター「あいちゃん」

関連ページ

この記事に関するお問い合わせ先

スポーツ・文化振興課 スポーツ・文化振興班
〒243-0392
神奈川県愛甲郡愛川町角田251-1
電話番号:046-285-6958 または 046-285-2111(内線)3632
ファクス:046-286-4588
メールフォームでのお問い合せ