勝楽寺の山門
勝楽寺の山門(愛川町指定建造物)
嘉永(かえい)4年(1851)建立の壮大な山門(三門)です。木造総欅(もくぞうそうけやき)の入母屋(いりもや)三間造り、前面に唐破風(からはふ)のある二重門(にじゅうもん)〈重層門(じゅうそうもん)〉となっています。 屋根は反りが強い銅板平葺(どうばんひらぶき)(初期は茅葺(かやぶき))。総高16m、階下間口9m、奥行5.6m、階上間口8.4m、奥行5mです。階上には釈迦三尊(しゃかさんぞん)と十六羅漢(じゅうろくらかん)が安置されています。 文政(ぶんせい)12年(1829)、勝楽寺二十三世大雄亮仙(だいゆうりょうせん)和尚のとき山門造営を発起(ほっき)し、半原(はんばら)の柏木右兵衛安則(かしわぎうへえやすのり)が大工棟梁(だいくとうりょう)として着工しました。しかし安則の死去にあい工事は中断。嘉永(かえい)2年(1849)安則の子、矢内右兵衛高光(やうちうへえたかみつ)は父の志を継ぎ工事を再開し、2年後に落成しました。
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更新日:2023年03月01日