愛川町郷土資料館企画展「戦争の記憶」図録 「相模陸軍飛行場関係写真集2」を販売中
ご好評をいただきました「相模陸軍飛行場関係写真集」の続編です。

図書名
相模陸軍飛行場関係写真集 2
発行
愛川町教育委員会
概要
A4判 30ページ
隔年で開催している「戦争の記憶」展で公開した相模陸軍飛行場関係写真のうち、前回の発刊図書に掲載しなかったものを収録した写真集です。
購入方法
販売価格:320円(税込)
愛川町郷土資料館、愛川町教育委員会スポーツ・文化振興課(愛川町役場3階)で販売しております。
本書の前編にあたる『相模陸軍飛行場関係写真集』は520円(税込)で販売しております。



場周飛行経路図(高橋正一『操縦手簿』掲載の図に白字で目標物名補記)
相模陸軍飛行場で戦闘機「疾風」の操縦訓練を受けた少年飛行兵15期高橋正一兵長(終戦時伍長)の『操縦手簿』中に記された場周飛行の経路図(図部分を抽出)。飛行中の目標物が記されています。ほぼ四角形に描かれた飛行場を中心に赤色の矢印が飛行経路。飛行場を挟んで右側の青色が相模川、左側が中津川です。相模川の方は下端が矢印状になっており、上流・下流の判別もできるようにしています。
寄贈:東原充恵

出撃日の特攻隊第58振武隊
昭和20年5月25日、都城東飛行場から特攻出撃する直前の第58振武隊員たち。右から2人目に相模陸軍飛行場出身の藤山恒彰伍長の姿が見えます。その右で背中を見せ、最後の指示をするのが隊長の高柳隆少尉(航空士官学校57期、没後大尉)。右から4人目の今村岩美伍長(少年飛行兵14期)も相模陸軍飛行場から巣立った操縦者です。この部隊の隊員12名中、6名が相模陸軍飛行場出身者でした。
所蔵:高柳典子

九八式直接協同偵察機
上野新吉曹長が操縦する九八式直接協同偵察機(九八式直協)が相模陸軍飛行場から離陸しました。アルバム注記には「銚子に行くとき、萩原准尉撮影」と記されています。萩原金吾准尉が搭乗する機体の翼が写真左下部に写っています。その機体は迷彩塗装のようです。なお、長機の位置に上野曹長が操縦する機体が写っているので、その後席には将校が搭乗しているのでしょう。銚子沖では実弾射撃訓練等を実施しました。
所蔵:上野新吉
更新日:2024年09月09日