電気火災を防ぎましょう!
電気火災が増えています!!
近年、電気器具類が原因となる住宅火災の件数が全国的に増加傾向にあります。
令和4年には火災原因の約2割(全国10,783件のうち2,018件)を占め、平成25年から比較しますと約1.4倍に増加しています。
電気器具類火災が増加した要因については、家庭内で使用する電気製品の増加や、経年による劣化、不適切な使用方法によるものが挙げられますので、定期的に電気器具類のコンセントや延長コードを点検、清掃しましょう。
電気火災の原因、事例
身近にある電気配線からの出火事例も増加しています。正しく安全に使用しましょう。
リチウムイオン電池に注意!
リチウムイオン電池は、繰り返し充電、放電できる電池のことで、二次電池の一つです。この電池は、主に小型で大量の電力を必要とする製品(スマートフォン、コードレス掃除機、ノートパソコンや電動工具など)に使用され、他の二次電池と比べて高容量、高出力、軽量という特徴があります。
リチウムイオン電池は、電解液として可燃性の有機溶剤を使用しているため、衝撃等により内部の正極板と負極板が短絡し、急激に加熱後、揮発した有機溶剤に着火して出火することがあります。
リチウムイオン電池搭載製品からの出火が過去最多 (PDFファイル: 1.2MB)
電気火災を防ぐためには
延長コード、コンセントプラグ
・コードに重いものが載っていないか確認する。
・コードは無理に折り曲げて使用しない。
・コードを束ねた状態では使用しない。
・テーブルタップは許容電力内で使用する、異物が入りやすい状態で使用しない。
・定期的にコンセントプラグの状態を点検し、抜けかけていないか確認する。
・定期的にコンセントプラグを清掃する。
・テーブルタップや延長コードは水がかかる場所では使用しない。
リチウムイオン電池
・落下、浸水したリチウムイオン電池は使用しない。
・リチウムイオン電池は日なた等の熱くなる場所に放置しない。
・リチウムイオン電池に膨張、異臭、発熱、変色がみられる場合は、直ちに使用を中止する。
電子レンジ
・アルミ箔で包装された食品を加熱する際や、長時間加熱することにより出火することもあるので、加熱中はその場から離れない。
・電子レンジ庫内の油脂が付着した状態で使用すると出火することもあるので、電子レンジの庫内は定期的に清掃する。
更新日:2024年09月19日