放火による火災を防ぎましょう
「安全安心のまちづくり」をめざして
全国の「放火及び放火疑い」による火災は、毎年出火原因の上位を占めており、消防行政の大きな課題となっています。
放火を防ぐためには、町民の皆さま一人ひとりが放火火災に対する危機意識を持ち、防止対策を心がけるだけでなく、地域全体で放火されない、させない地域環境づくりに取り組むことが必要です。
「放火されない環境づくり」のポイント
放火火災については、「人」が関与しなければ発生し得ない火災です。通常生活を営む場においていかに発生のリスクを低下させるかがポイントになります。
当然、可燃物が存在しなければ放火される危険性は著しく低下するため、「可燃物を火がつきやすいところに置かない方策」と、放火火災が発生したときに初期に消火活動を実施する等「放火を試みようとする者の心理に働きかける方策」が効果的です。
可燃物を火がつきやすいところに置かない方策
環境に係る要因が大部分を占める方策です。
- 付近や自宅等の環境要因の改善
- 敷地、建物への侵入防止対策
- 可燃物等の整理整頓
放火を試みようとする者の心理に働きかける方策
放火を試みようとする者の心理にたてば、付近に可燃物がなければ火を放つことが容易ではなくなることが想像できます。また、防火意識が高い地域であることや周辺地域の協力体制が確立されていることを示すことが放火を試みようとする者の心理に働きかける方策です。
- 火災発生時の初期対応能力の強化
- 地域の協力体制の確立
具体的には?
放火の危険から地域社会を守るためには、地域の実状に即して、行政区、町内会、自主防災組織、事業所、関係機関などが一体となり、協力体制を確立し、放火されない、させない地域環境をつくり出す必要があります。
下記の「放火火災を予防するためのチェック票」および「放火火災を予防するためのチェック結果票」に基づき、ご自宅や付近の状況をチェックしてみましょう。
チェック結果票にて点数の低い項目については、有効な予防対策を講じましょう。 実施については、ご自分で出来ることからはじめてみましょう。
更新日:2023年03月01日