麻しん(はしか)に注意しましょう

更新日:2024年03月19日

麻しん(はしか)とは

麻しんは、麻しんウイルスによって引き起こされる感染症です。

感染力は極めて強く、麻しんに対する免疫を持たない人が感染した場合、ほぼ100%発症するといわれています。

感染経路

空気感染、飛沫感染、接触感染

潜伏期間

麻しんウイルス感染後、10~12日間程度

症状

発熱、咳、鼻水、目の充血などの症状を呈し、2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱とともに発疹が現れます。肺炎や中耳炎になることもあり、まれに重い脳炎を発症することもあります。先進国であっても、麻しん患者約1000人に1人の割合で死亡する可能性があるといわれています。

治療

麻しんに対する特効薬はなく、発熱や咳などの症状をやわらげる対症療法を行いながら回復を待つことになります。

麻しんが疑われる場合には

麻しん患者と接触した場合や麻しんの流行地域に行った後に、麻しんと思われる症状が現れた場合、早めに医療機関を受診しましょう。医療機関受診時には電話等で麻しんの疑いがあることを伝え、以降は医療機関の指示に従ってください。また、医療機関への移動時は公共交通機関の利用は控えるようにしてください。

予防にはワクチン接種が有効

麻しんは手洗い、マスクのみでは予防できません。麻しんワクチンの接種が有効な予防法です。ワクチンを1回接種することで95%の人が麻しんに対する免疫がつくといわれています。(確実な免疫を得るためには99%以上の人が免疫がつくといわれる2回の接種が望ましいとされています)

・1歳児と小学校入学前1年間の幼児は定期接種の対象です。期間内に接種することを積極的にお勧めします。

・過去に麻しんと診断され、検査で確認されたことがある方は免疫がついていると考えられることから、ワクチンを接種する必要はありません。

・特に医療・教育関係者、海外渡航を計画している方などは、母子健康手帳などにより、予防接種が済んでいるかご確認ください。

・過去に麻しんと診断されたこともワクチン接種を受けたこともない方は、母子健康手帳を確認の上、医療機関にご相談ください。

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