薬物乱用防止について

更新日:2025年11月21日

乱用される薬物は、覚醒剤・麻薬・大麻・危険ドラッグなどの違法的な薬物を用いる場合と市販されている医薬品を用いる場合に分けられます。

相談先

違法的な薬物の場合

違法的な薬物は、どのような成分が含まれているか不明なものが多く、使用すると意識障害や呼吸困難など健康被害を引き起こすおそれがある非常に危険なものです。

いったん薬物乱用に走ると、中枢神経(脳)が侵され、繰り返し使わずにはいられなくなり、薬物をやめたくてもやめられない状態に陥ります。

乱用した結果、救急搬送されたり、交通事故を起こしたり、死亡したりする事例も多く発生しています。

薬物乱用は絶対しないようにしましょう。「薬物乱用はダメ。ゼッタイ。」

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医薬品の場合

医薬品の過量摂取(オーバードーズ)について

「オーバードーズ」とは、市販薬等の医薬品を用法・用量を守らず大量・頻回に服用する行為のことで、薬物乱用のひとつとされています。

近年、10代の若者を中心に市販薬の過量摂取(オーバードーズ)が広まっており、社会的な問題となっています。国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所が行った「薬物使用と生活に関する全国高校生調査2021」では、「過去1年以内に市販薬の乱用経験がある」と回答した割合が、約60人に1人という結果でした。

オーバードーズが増えている背景

オーバードーズが増えている背景には、不規則な生活習慣、家庭や学校での悩み等によるストレスがあります。

そこで市販薬を大量・頻回に服用することで、眠気や疲労感がなくなることがあるため、ストレスから解放される手段として摂取される傾向があるようです。

しかし、これらの効果は一時的であるため、何度も効果を得たいがゆえに過量摂取を繰り返してしまいます。

市販薬の例

乱用の対象となっている市販薬の例

睡眠薬、鎮痛剤、鎮咳・去痰薬、総合感冒薬、抗アレルギー薬等。

オーバードーズの弊害

幻覚、呼吸困難、めまい・立ちくらみ、発作など様々な症状が出てきます。

最悪の場合、死に至ることもあります。

医薬品は正しく使いましょう

医薬品を適正に使用することを目的として、薬局や薬店では薬の購入時に、薬剤師や登録販売者が症状を確認し、必要な情報を提供する場合があります。

薬剤師や登録販売者の説明をよく聞き、また添付文書をよく読み、医薬品を正しく使いましょう。

啓発資材

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