子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)キャッチアップ接種の経過措置について

更新日:2025年04月01日

キャッチアップ接種について

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、平成25年4月より定期予防接種として実施されていますが、接種後にワクチンとの因果関係を否定できない持続的な疼痛が接種後に見られたことから、国の方針により、同年6月より積極的勧奨を差し控えることとされました。

その後、令和3年11月に、最新の知見を踏まえ、改めてHPVワクチンの安全性について特段の懸念が認められないことが確認され、接種による有効性が副反応のリスクを上回ると認められたことから、積極的勧奨の差し控えを終了することとなりました。

これに合わせて、積極的勧奨が差し控えていた間に定期接種の対象であった平成9年4月2日から平成20年4月1日の女性で、接種機会を逃した方に対し、公平な接種機会を確保する観点から、期間を設けて公費で接種(キャッチアップ接種)を行い、令和7年3月末に期間を終了する予定でありましたが、令和7年度に経過措置を設けることとなりました。

※厚生労働省のリーフレット等を確認し、ワクチンの有効性とリスクについて十分にご理解した上で接種を希望される場合は、実施医療機関で接種を受けてください。

※接種は合計3回です。接種のスケジュールなどご不明な点やご相談があれば健康推進課へお問い合わせください。

キャッチアップ接種の経過措置対象者

次の項目の全てに該当する方が対象となります。

  1. 平成9年4月2日から平成21年4月1日生まれの女子
  2. キャッチアップ接種期間中(令和4年4月1日から令和7年3月31日)にHPVワクチンを1回以上接種している方
  3. 接種時に愛川町に住民登録がある方

なお、令和8年3月31日までがキャッチアップ接種経過措置の対象となります。

キャッチアップ接種経過措置の期間

令和8年3月31日まで

ワクチンの種類と接種間隔

ワクチンの種類はサーバリックス(2価)、ガーダシル(4価)及びシルガード9(9価)の3種類があり、決められた間隔をあけて、同じ種類のワクチンを合計3回接種します。接種を中断している人も、原則1回目と同じワクチンを接種します。

標準的な接種間隔は下記のとおりです。

サーバリックス(2価)

1か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種する。

上記の方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて1回接種する。

ガーダシル(4価)、シルガード9(9価)

2か月の間隔をおいて2回接種した後、1回目の接種から6か月の間隔をおいて1回接種する。

上記の方法をとることができない場合は、1か月以上の間隔をおいて2回接種した後、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて1回接種する。

接種間隔(厚労省HPより引用)

接種間隔(厚労省HPより引用)

実施場所

愛川町予防接種実施医療機関

この記事に関するお問い合わせ先

健康推進課 母子保健班
〒243-0301
神奈川県愛甲郡愛川町角田257-1
電話番号:046-285-6970 または 046-285-2111(内線)3341
ファクス:046-285-8566
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