感染症と自然災害との複合災害時における避難について
台風や線状降水帯などによる大雨の際、土砂災害や洪水などの災害の危険がある方は避難が必要となりますが、発熱や咳がある方などが避難した場合、避難所での感染が懸念されます。
災害時に自身や家族の命を守るためにも、適切な避難方法や感染症対策を知り、平時から災害に備えましょう。
避難の必要性を確認
自宅が洪水や土砂災害の危険区域に入っていないか、洪水ハザードマップや土砂災害ハザードマップを確認し、避難の必要性を確認しましょう。
危険区域に入っていない場合でも、低い土地や崖の近くに住んでいる方は、災害の状況によっては避難してください。
自宅の災害に対するリスクの確認ができたら、下記の避難行動フローにより、災害時の適切な避難行動を確認しましょう。
気象情報や避難情報の確認
テレビやスマートフォンのアプリなどで最新の気象情報を確認しましょう。
また、町からの避難情報については、防災行政無線やホームページ、メール配信サービスなどで確認できるようにしておきましょう。
防災情報を確認する
最新の気象情報や河川の水位、土壌雨量指数など公共機関の情報を確認しましょう。
町メール配信サービスの利用は下記から登録をお願いします。
音声自動応答サービス
気象状況等によっては、防災行政無線の放送が聞き取れない場合があります。そのような場合には、下記のフリーダイヤルで放送内容を確認できます。 0120-530-310 ホームページやメール配信サービスでも確認できます
町が発令する避難情報
洪水や土砂災害による被害が発生する恐れがある場合に、町は警戒レベルを用いて避難のタイミングをお伝えします。
町からは、レベル3から5の情報をホームページや防災行政無線、緊急速報メールなどでお知らせします。
避難先の確認
避難とは「難」を「避」けることです。
安全な場所にいる人は、感染リスクのある避難所へ行く必要はありませんので、その場で安全確保をとるようにしましょう。
避難所以外への避難について
複合災害時には、感染リスクを避けるため、分散避難が有効です。
災害に対し安全な場所に住んでいる「親戚」や「友人」宅、ホテルなどを利用することも一つの手段ですので、避難先について検討しておきましょう。
避難所の増設
台風などの風水害時には、町では小・中学校など10か所の避難所を開設していますが、避難所内の3密を避けるためにも、各行政区の協力のもと、災害時に開設する避難所を増設する場合があります。
避難所を開設した際は、ホームページやメール配信サービスなどで周知しますので、危険な場所に住んでいる方で避難が必要な時は、安全に行くことができる避難所へ避難をお願いします。
町の指定緊急避難場所と指定避難所
町で指定している緊急避難場所と避難所については下記のページで確認ください。
感染リスクを踏まえた避難について
避難所への避難が必要な場合は、感染防止対策をとった上で避難する必要があります。
避難をする際は、水や食料などの非常持ち出し品のほかに、マスクや消毒液、体温計などを持参するようにしましょう。
非常持ち出し品の一例
- 飲料水
- 食料(缶詰やレトルト食品、乾パンなど)
- ライト(懐中電灯、ヘッドライトなど)
- ラジオ、電池、モバイルバッテリー
- 軍手、手袋
- 救急セット、常備薬
- 健康保険証、免許証、お薬手帳のコピー、現金など
- ビニール袋
- 着替え
感染症対策で加えたいもの
- マスク、消毒液、ハンドソープ、石鹸
- 使い捨てのビニール手袋(多くの人が触れるものからの接触感染を防ぐ)
- 体温計
- スリッパ(床からの接触感染防止)
- ティッシュ、ウェットティッシュ、ペーパータオル、ポリ袋
- 住所・氏名および緊急時に知らせるべき親族等の連絡先が記入されたもの
避難所における感染防止対策
町では、避難所内の感染防止対策を下記のとおり行います。
- 受付での検温や手指消毒、健康チェックシートの記入
- ソーシャルディスタンスを確保したレイアウト
- 発熱者の区分け
複合災害時における避難所では、「3密」を避けるため止むを得ず他の避難所をご案内する場合もありますので、その際はご協力をお願いします。
マイ・タイムラインを作りましょう
台風などの風水害時に慌てず、冷静な行動ができるように「マイ・タイムライン」を作成しておきましょう。
下記のページから作成できます。