愛川町消防団の紹介
愛川町消防団の紹介
町民の生命、身体、財産を火災などの災害から守る機関として消防があります。消防には大きく分けて二つの組織があります。常備の消防組織 (消防本部・署) そして非常備の消防組織 (消防団) です。
消防団員は普段、他に仕事を持ち災害が発生した時や災害予防の際に活動し「郷土愛護」の精神にもとづき結成された団体で、特別地方公務員としてその身分は保障されています。
愛川町消防団は、昭和30年1月に合併した愛川町と高峰村による新愛川町に翌年9月、中津村が編入したことを機に誕生しました。当時の団員数は575名で、あらゆる災害から 人命・財産を守りつづけてきた歴史があります。
昭和40年代に入り内陸工業団地の進出や都市化の進展に伴い災害発生件数が増加すると共に災害が複雑多様化してきたため昭和51年4月、常設の消防機関である消防署が設置されました。
以来、消防署・消防団が一体となり災害予防や防ぎょ活動を行っています。地震や風水害などの自然災害も発生し、ますます消防団の役割は重要となっています。
隔年で行われる神奈川県消防操法大会では常に上位入賞し、平成12年の大会では初の全国大会出場も果たしています。
これまでに、愛川町消防団は昭和34年に日本消防協会から表彰旗、昭和37年に消防庁長官から表彰旗を授与されました。また、平成24年2月に消防長官表彰旗および日本消防協会表彰旗を授与され、かつ全国消防操法大会へ趣致場経験があるなど、特にその活動が優れた消防団に与えられる日本消防協会表彰としては最高栄誉の表彰である「まとい」を受章しました。
さらに平成26年3月には消防本部と消防団が消防庁長官より「竿頭綬(かんとうじゅ)」を授与されました。
愛川町消防団の組織
愛川町消防団の組織は次のようになっています。
機能別消防団員とは
機能別消防団員は、基本団員と同等の活動ができない人が特定の活動や役割及び大規模災害等に従事する消防団員です。
愛川町機能別消防団
町では、平成30年4月1日に「愛川町機能別消防団」を創設しました。団員は神奈川県内陸工業団地協同組合と大塚下団地共栄会にある事業所の従業員で構成されています。
主な活動は、平日の昼間、就業時間内に限られた区域内で発生した建物火災および地震などによる大規模災害の際に出動し、基本団員の支援を行います。
活動イメージ
活動内容
活動時間
平日の昼間のみ(事業所の就業時間内)
活動区域
内陸工業団地協同組合機能別消防団は、内陸工業団全域
大塚下団地共栄会機能別消防団は、大塚下工業団地全域
愛川町消防団協力事業所
町では、平成20年10月に『愛川町消防団協力事業所表示制度実施要綱』を制定し、消防団と事業所との連携・協力体制により地域の消防・防災体制の充実強化を目指しています。
この制度は、消防団員が2名以上在職しているなど、従業員が消防団に入団しやすく、また、消防団員となった従業員が消防団活動がしやすい環境づくりなどをしている事業所に対して、消防団への協力の実績が社会貢献に著しい事業所として町民等に広くお知らせするために表示証を交付するものです。
事業所は、表示証を見えやすい場所に掲示していただくほか、事業所のパンフレットやホームページに掲載いただくことも可能であり、社会貢献が広く認められ、信頼性の向上、また、地域消防防災体制の充実強化が図られます。
事業所名 | 所在地 |
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県央愛川農業協同組合 | 中津747 |
株式会社牧野フライス製作所 | 中津4023 |