【あいかわ景勝10選・4】勝楽寺の山門と杉木立ち
毎年4月17日の半僧坊大祭には多くの人で賑わう勝楽寺。
その山門は、嘉永4年(1851年)に建立され、木造総欅の入母屋三間造り、前面に唐破風のある二重門(重層門)となっています。
屋根は反りが強い銅板平葺(初期は茅葺)。総高16m、階下間口9m、奥行5.6m、階上間口8.4m、奥行5mです。階上には釈迦三尊と十六羅漢が安置されています。
文政12年(1829年)、勝楽寺二十三世大雄亮仙和尚のとき、山門造営を発起し、半原の柏木右兵衛安則が大工棟梁として着工しました。しかし、安則の死去にあい工事は中断。嘉永2年(1849年)、安則の子、矢内右兵衛高光は父の志を継ぎ工事を再開し、2年後に落成しました。