愛川町環境基本計画(案)について【平成26年1月実施】
案件名 | 愛川町環境基本計画(案)について |
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意見の募集期間 | 平成26年1月6日~平成26年1月30日 募集は終了しました。 |
担当課 | 環境課 |
提出者数 | 3人(22件) |
結果の閲覧場所
平成26年3月28日(金曜日)から平成26年9月29日(月曜日)まで閲覧できます。
- 町政情報コーナー(役場1階)
- 半原出張所
- 中津出張所
- 文化会館
- ラビンプラザ
- レディースプラザ
- 町ホームページ
意見の内訳
第3章 愛川町の環境概要 | 4件 |
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第5章 環境施策の体系と環境保全行動について | 9件 |
第6章 重点プロジェクト | 8件 |
計画案全体について | 1件 |
合計 | 22件 |
パブリック・コメント手続を踏まえた政策等
パブリック・コメントに対する町の考え方について
第3章について (4件)
NO | 意見など(要旨) | 町の考え方 | 修正個所 |
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1 | 28ページ
5項目めの文中に、「一部の小川ではヘイケボタルの自然発生がみられる」とあるが、「一部の水田や小川ではヘイケボタルの自然発生がみられる」と、「水田」を加えてもらいたい。 |
八菅山地内の尾山耕地の水田において、ヘイケボタルが自然発生していることを確認いたしましたので、ご意見のとおり修正いたします。 | あり |
2 | 28ページ
最後の項目に、「中津川の貴重な動植物が減少している」とあるが、「中津川の貴重な動植物が減少し、外来種が増えている」と、「外来種」についても触れてもらいたい。 |
中津川において、外来種が増加していることを確認いたしましたので、ご意見のとおり修正いたします。 |
あり |
3 | 28ページ
「4)動植物」に、次の項目を追記してもらいたい。 「中津川と八菅山に挟まれた里地・里山環境には、イトアメンボ、コオイムシ、モートンイトトンボ、ヘイケボタル、トウキョウダルマガエル、カヤネズミ、ミズニラなど、30種余りの絶滅危惧種の動植物が生息・生育し、またトンボ48種が確認されるなど、生物多様性ホットスポットとなっている。」 |
本章では、本町全体の環境概要を記述しており、限定的な地域における環境の状況については記述しないこととしておりますことから、原案のままといたします。
なお、ご意見のような動植物の生息・生育環境の現状を含めて、「山林・中津川など自然環境は豊かで、動植物相も多様で豊かである。」と記述しております。 |
なし |
4 | 28ページ
「4)動植物」の項目に、次の事項を追記してもらいたい。
「水田で羽化する赤とんぼなどが激減」 |
水田において羽化する昆虫が減少していることを確認いたしましたので、同項に「○中津川の貴重な動植物が減少している。」との記述があり、赤とんぼ等も貴重な動植物に含まれることから、追記はせず、本項目の文頭を次のとおり修正いたします。
「○中津川や水田等において、」 |
あり |
第5章について (9件)
NO | 意見など(要旨) | 町の考え方 | 修正個所 |
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1 | 46ページ
枠内に「樹林、水辺、湧水地、谷戸等の」とあるが、「樹林、水辺、湧水地、谷戸、湿地、水田、ため池等の」としてもらいたい。 また、同文の文末の「保全・育成」を「保全・再生」としてもらいたい。 |
「谷戸等」の「等」に、湿地や水田、ため池などの自然環境も含まれております。
また、「環境の保全・育成」という言葉につきましては、広義には「環境の再生」という意味も含めた解釈をしておりますことから、原案のままといたします。 |
なし |
2 | 46ページ
<行政の環境施策と行動>の3項目め、「*小川群の保全」を次のとおりとしてもらいたい。
「ナマズやドジョウ、トウキョウダルマガエルなどが行き来できるように、水路や小川群の生物生息環境の保全・再生」としてもらいたい。 |
本節では、環境施策等の基本的な事項を記述することとしており、個別の動物を特定し、保全するための具体的な施策については記述しないこととしておりますことから、原案のままといたします。 |
なし |
3 | 46ページ
<行政の環境施策と行動>の4項目め、「*八菅山や中津川など稀少動植物生息域とその周辺の保全」の文頭部分を次のとおりとしてもらいたい。 「八菅山や尾山耕地、中津川など」 |
本節の「(1)自然とふれあえるまち」では、町内全域の自然環境に関する事項を記述することとしており、代表的なものとして、「八菅山や中津川など」としたことから、原案のままといたします。 |
なし |
4 | 46ページ
<行政の環境施策と行動>の7項目め、「*中津川・八菅山などの自然観察拠点設置と町民参加の継続観察の実施」の文頭を次のとおりとしてもらいたい。
「中津川・八菅山・尾山耕地など」 |
自然観察拠点につきましては、町内全域の自然資源がなり得るものと考えており、代表的なものとして、「中津川や八菅山など」としたことから、原案のままといたします。 |
なし |
5 | 46ページ
<行政の環境施策と行動>の11項目め、「*環境保全型農業の促進」を次のとおりとしてもらいたい。
「ネオニコチノイド系や魚毒性の高いフィプロニルなどの浸透性農薬を使わない生物多様性に配慮した環境保全型農業の促進」 |
本節では、環境施策等の基本的な事項を記述することとしており、個別の農薬に限らず、環境負荷の軽減全般を考慮するものでありますことから、原案のままといたします。 |
なし |
6 | 46ページ
<町民の役割と行動>の5項目め、「*ペットや鑑賞目的の生き物は責任を持って飼い、むやみに逃がしたりしないこと」の「むやみに」を削除してもらいたい。 |
「中津川河川環境管理計画(県)」及び「リバーリフレッシュ構想(町)」では、河川環境の保全や利用促進を目的として定めており、それとの整合を図ることについて記述したものでありますことから、原案のままといたします。 |
あり |
7 | 49ページ
<行政の環境施策と行動>の4項目め、「*中津川河川環境管理計画(県)とリバーリフレッシュ構想(町)等との整合を図った自然環境の保全・利用促進」の文末を、「自然環境の保全・再生」としてもらいたい。 |
「中津川河川環境管理計画(県)」及び「リバーリフレッシュ構想(町)」では、河川環境の保全や利用促進を目的として定めており、それとの整合を図ることについて記述したものでありますことから、原案のままといたします。 |
なし |
8 | 64ページ
「まちなみ景観の向上」に係る「行政の環境施策と行動」として、「不法占拠物や屋外広告物、電柱・電線などの景観阻害物の排除対策推進」との項目が掲げられているが、電気工作物の設置は、電力の安定供給に不可欠であり、排除すべきではないため、本項目から「電柱・電線」を削除等した方がよい。 |
本項目は、電力供給のことを度外視して、電柱や電線の排除対策を推進しようとするものではありませんが、景観阻害物として具体化すぎることから、「電柱・電線」については削除いたします。 |
あり |
9 | 64ページ
「まちなみ景観の向上」に係る「事業者の役割と行動」として、「まちに統一感とゆとりを創り出すために、電線類の地中化に協力すること」との項目が掲げられているが、電線類の地中化が「電気事業者のみの役割」であるとの誤解を与えないよう「町が計画する電線類の地中化に協力」と具体的に記述した方がよい。 |
国土交通省が定める「無電柱化に係るガイドライン」において、無電柱化の事業実施にあたっては、道路管理者、電線管理者及び地方公共団体が協力のもと、推進するとの指針が示されております。従って、電線類の地中化は、電気事業者のみが負う役割との認識はありませんが、誤解を与えないよう次のとおり修正いたします。
「*まちに統一感とゆとりを創り出すために、計画が具現化された電柱類の地中化に協力すること」 |
あり |
第6章について (8件)
NO | 意見など(要旨) | 町の考え方 | 修正個所 |
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1 | 83ページ
【環境保全水準】の5項目め、「昆虫は、小川ではホタル」を次のとおりとしてもらいたい。
「昆虫は、沢・小川などではゲンジボタル、水田などではヘイケボタルやイトアメンボ他絶滅危惧種の昆虫たち」 |
この【環境保全水準】では、当該プロジェクトの目標を達成する上で要点となる事項を記載しており、個々の環境問題等に関する目標を記述するものではありません。なお、ヘイケボタルの水田での自然発生を確認いたしましたので、本項目の文頭を次のとおり修正いたします。 「昆虫は、小川や水田ではホタル」 |
あり |
2 | 83ページ
【環境保全水準】に次の項目を追記してもらいたい。
「哺乳類は、里地・里山環境でのカヤネズミ」(絶滅危惧種) |
この【環境保全水準】では、多様な生物が生息できる環境づくりを推進していくことを示したものであり、自然環境のシンボルとして、哺乳類についても、次のとおり追記いたします。
「●哺乳類は、里地・里山環境でのカヤネズミなどの生息が維持・確保されていること」 |
あり |
3 | 83ページ
【環境保全水準】に次の項目を追記してもらいたい。
「両生類は、里地・里山環境でのイモリ、トウキョウダルマガエル、シュレーゲルアオガエル、ツチガエル、ヤマアカガエルなど」(多くが絶滅危惧種) |
この【環境保全水準】では、多様な生物が生息できる環境づくりを推進していくことを示したものであり、自然環境のシンボルとして、両生類についても、次のとおり追記いたします。 「●両生類は、里地・里山環境でのイモリやカエルなどの生息が維持・確保されていること」 |
あり |
4 | 83ページ
<行政の環境施策と行動>に、次の項目を追記してもらいたい。 「生物多様性基本法に基づき、生物多様性地域戦略を2017年度までに策定」 |
<行政の環境施策と行動>につきましては、実践的な内容を記載しており、「生物多様性地域戦略」など、構想等の策定に関する事項を同列に記述する考えはないことから、追記いたしません。 |
なし |
5 | 83ページ
<行政の環境施策と行動>に、次の項目を追記してもらいたい。
「*生物多様性ホットスポットでの湿地ビオトープ作りなど、生物生息環境の保全と再生」 |
「生物多様性ホットスポット」といいう言葉は、一般的に国家単位など広大な地域を指すものであることから、一つの行政での施策や行動の中で取り入れることはそぐわないことから、追記いたしません。 |
なし |
6 |
83ページ
<行政の環境施策と行動>の4項目め、「*河川・小川の水質改善促進:下水道への接続促進、生活排水対策、合併浄化槽の普及促進、農業用排水路の浄化対策」を次のとおりとしてもらいたい。 「*河川・小川・水路の水質改善と生物多様性再生(多自然小規模改修):ナマズやドジョウ、トウキョウダルマガエルなど生物の移動可能性の向上」 |
本項目は河川等の水質改善に関して記述したものであり、下水道への接続促進など、水質改善のための施策を推進することは重要でありますことから、原案のとおりといたします。
なお、生物多様性に関する取り組みといたしましては、<行政の環境施策と行動>に記述しております「*動植物調査の実施」、「*外来種対策の推進」、「*中津川の生態系空間の確保」などの項目の中で、具体的な施策を研究してまいりたいと考えております。 |
なし |
7 | 84ページ
<行政の環境施策と行動>の84ページ1項目め、「*中津川の生態系空間の確保:多自然型低水護岸の設置、抽水植物の育成など」の「多自然型低水護岸」以下の記述を削除してもらいたい。
理由:生態系空間確保を理由として、不要な低水護岸をつくることはできないため。 |
低水護岸の設置は、河川の水の流れを安定させることや、高水敷の洗掘を防ぐために必要な工事であり、また、その設置にあたり、多自然型護岸を採用することは、生態系空間を確保する上でも有効であると認識しておりますので、原案のとおりといたします。 |
なし |
8 | 84ページ
<行政の環境施策と行動>の84ページ3項目め、「*中津川河川環境管理計画とリバーリフレッシュ構想等との整合を図った自然環境の保全・利用促進」の文末を、「自然環境の保全・再生」としてもらいたい。 |
「中津川河川環境管理計画」及び「リバーリフレッシュ構想」では、河川環境の保全や利用促進を目的として定めており、それとの整合を図ることについて記述したものでありますので、原案のままといたします。 |
なし |
計画案全体について (1件)
NO | 意見など(要旨) | 町の考え方 | 修正個所 |
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1 |
町や審議委員、町民が現状の認識を共有するために現地の調査や視察を行ってほしい。 町民が「本来あるべき自然環境」を見直すプログラムも具体案の一つとして盛り込んでほしいと考える。
生物多様性国家戦略では、国のみならず地方自治体や事業者、個人において保全に取り組むことが述べられている。「生物多様性あいかわ戦略」なるものもいずれ策定しなければならない。この戦略につながる本計画でもある。
日ごろ、自然を眺め、野山を歩き、昔を振り返ると、本町域の自然は必ずしも「豊か」「良好」「恵みをもたらす」自然とは言えず、「自然の中身」には問題があるという思いがするので、本計画が本来の自然と調和したまちづくり、自然と触れ合えるまちづくりとなるよう望みます。 |
貴重なご意見として受け賜ります。
今後、ご意見を踏まえ、本計画に基づき、よい良い事業の推進が図られるよう努めてまいります。 |
なし |
更新日:2023年03月01日