【あいかわ景勝10選・4】勝楽寺の山門と杉木立ち

更新日:2023年03月01日

(画像)勝楽寺の山門

  毎年4月17日の半僧坊大祭には多くの人で賑わう勝楽寺。

 その山門は、嘉永4年(1851年)に建立され、木造総欅の入いり母屋もや三間造り、前面に唐から破風はふのある二重門(重層門)となっています。

 屋根は反りが強い銅板平葺ひらぶき(初期は茅葺かやぶき)。総高16メートル、階下間口9メートル、奥行5.6メートル、階上間口8.4メートル、奥行5メートルです。階上には釈迦三尊と十六羅漢が安置されています。

 文政12年(1829年)、勝楽寺二十三世大雄だいゆう亮仙りょうせん和尚のとき、山門造営を発起し、半原の柏かしわ木ぎ右う兵衛へえ安則やすのりが大工棟梁とうりょうとして着工しました。しかし、安則の死去にあい工事は中断。嘉永2年(1849年)、安則の子、矢内やうち右う兵衛へえ高光たかみつは父の志を継ぎ工事を再開し、2年後に落成しました。

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