勝楽寺の山門

更新日:2023年03月01日

嘉永4年(1851年)建立の壮大な山門(三門)です。木造総欅の入いり母屋もや三間造り、前面に唐から破風はふのある二重門(重層門)となっています。

 屋根は反りが強い銅板平葺ひらぶき(初期は茅葺かやぶき)。総高16m、階下間口9m、奥行5.6m、階上間口8.4m、奥行5mです。階上には釈迦三尊しゃかさんぞんと十六じゅうろく羅漢らかんが安置されています。

 文政12年(1829年)、勝楽寺二十三世大雄だいゆう亮仙りょうせん和尚のとき、山門造営を発起し、半原はんばらの柏かしわ木ぎ右う兵衛へえ安則やすのりが大工棟梁とうりょうとして着工しました。しかし、安則の死去にあい工事は中断。嘉永2年(1849年)、安則の子、矢内やうち右う兵衛へえ高光たかみつは父の志を継ぎ工事を再開し、2年後に落成しました。

 

・住所:神奈川県愛甲郡愛川町田代2061

・アクセス:〔バス〕小田急線本厚木駅から野外センター前経由または田代経由半原行きバス30分、「半僧坊前」下車徒歩5分

 

(画像)勝楽寺の山門

地図情報