ヒナ鳥を拾わないで

更新日:2023年03月06日

4月から7月は野鳥にとっては子育てシーズンの真っ最中で、まだ飛ぶ力が十分についていない「巣立ちビナ」が地面にいるのを見かけることが多くなる季節です。

巣立ちビナは、巣から飛び出してもうまく飛べません。また、飛べたとしても長い距離は飛べないため、地面に降りてしまうことがあります。

こうして地面に降りてしまったヒナの近くには親鳥がいて、餌やりや誘導をしますが、近くに人間がいると警戒してヒナの近くには来ません。

このようなときに人間がヒナを持ち去ってしまうと親鳥は困ってしまいますので、持ち去らずにそのままその場を立ち去るようにしてください。

車などの危険が考えられるような場所であれば、近くの樹木や茂みに移してあげてください。ヒナの姿は見えなくなっても、親鳥はヒナの声に気付いて戻ってきます。

自然界では、巣立ち後に親鳥と過ごすわずかな期間(1週間から1カ月間)に「何が食べ物で、何が危険なのか」など、生きていくために必要なことを学習します。

人間に育てられたヒナは、こうした学習がされていませんので、成鳥になってから放鳥したとしても自然界のなかで生きていけるとは限りません。また、野鳥を保護のために捕獲しても、法律による許可なく飼うことはできません。

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