龍福寺の山門

更新日:2023年03月01日

龍福寺の山門(愛川町指定建造物)

龍福寺(りゅうふくじ)八世(はっせい)獅山瑞秀(しざんずいしゅう)の代、安永(あんえい)7年(1778)の建立で拈華関(ねんげかん)の名がある山門(三門)です。総高9m、間口5.5m、奥行3.7m。木造総欅造り(もくぞうそうけやきづくり)、屋根は銅板瓦棒葺(どうばんかわらぼうぶき)(初期は茅葺(かやぶき))の入母屋(いりもや)、前面は唐破風(からはふ)、脚部は白壁造りで竜宮城を思わせる珍しい姿の楼門(ろうもん)です。華厳経(けごんきょう)に由来する海蔵山龍福寺(かいぞうざんりゅうふくじ)という山号寺名(さんごうじめい)からこの型式を採り入れたものと推測されています。  和様唐様折衷(わようからようせっちゅう)の構造と精巧な組物及び彫刻で構成され、小ぶりな楼門ですが、その仕様は全体に調和がとれています。製作は半原(はんばら)の堂宮大工(どうみやだいく)の手によるものと伝わっています。

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